Saunash

1ST ALBUM Bonus Away - 2014.7.16. ON SALE -

SPECIAL INTERVIEW

ROCK、Indie Rock、Melodic Punk、Emo、あらゆるサウンドを通過し独自の進化を成し遂げ、完成した1st Full Album「Bounds Away」。Melodic Punkブーム以降の「今」を象徴するようなサウンドについて、Saunashの歴史をひも解きつつ、その裏側に迫った。

-バンド結成8年目にして、満を持しての1st Full Album「Bounds Away」発売おめでとうございます。2006年に佐藤さん、杉山さんを中心にSaunashを結成後、2009年に常木さんが加入してからぐっとSaunashのサウンドが確立されたように思います。まずは現在に至るまでの経緯を改めてお聞かせください。

佐藤(Vo/Ba)
もともと高校でバンドをやってたんですけど、ベースを始めたのは椎名林檎がきっかけで。「無罪モラトリアム」が大好きだったんですけど、ライブで亀田さん(ベーシスト)かっけえ!と衝撃を受けて。あとはハイスタのコピーバンドを5人でやって、自分はピンボーカルやったり(笑)ハイスタの「MAKING THE ROAD」は自分の中で殿堂入りなんですけど、そこからNo Use for a Nameの「Live in a Dive」とかにハマって。海外のバンドのカッコ良さを知ってFat Wreck Chordsは一通り聴き倒しました。あとはもうBEAT CRUSADERSですね。「FORESIGHTS」や「SEXCITE!」の時にドハマりして。みんなアホじゃないすか(笑)そういう感じも好きだったし、そこから日本のインディーに入りました。

杉山(Gt/Vo)
僕は初めて日本のメロディックパンクを聞いたのがSHORT CIRCUITで。ハイスタはちょうどAIR JAM2000の頃に出会ったので、ライブは観れてないし後追いですね。高校生のときにHANGOUT(テレビ東京系列で放送していたインディーズバンドの紹介番組)がやっていたこともあってthe band apartも好きでしたし、初めてライブで観たバンドはFULLSCRATCHとかS☆CREATERSとか、身近だったのがあの辺のバンドで。高三で受験の年に一番好きだったCAPTAIN HEDGE HOGも解散しちゃったりで、、あまりみんなでライブハウスに行くって感じも無かったんですよ。で、大学のバンドサークルに入って、啓君(佐藤)に出会いました。

常木(Dr)
僕は中学の時にLUNA SEAに出会ってからヴィジュアル系で。パンクっぽいものはあまり好きになれなくて、、日本だとtoe、NAHT、NINE DAYS WONDER、bluebeardやCOMEBACK MY DAGHTERSなどのemoシーンに影響を受けて。二人がSaunashを始めた頃、僕はoverleafというバンドで活動していました。

-そういう意味では、お二人(佐藤さん、杉山さん)と常木さんはルーツが若干違うんですね。お二人はもともと常木さんと知り合いだったのですか?

佐藤
いや、知らなかったです。overleafも知らなかったんですけど、ツネさんは(Saunashの)レーベルのスタッフから紹介してもらって。

常木
overleafの流通を彼に担当してもらってて。僕がバンドを脱退してしばらくした頃に、彼からSaunashのドラムのサポートを相談されまして。新宿ANTIKNOCKへ観に行ったんですけど、初めての印象は、半分良いけど半分良くないな、と思って(笑)挨拶せずにそーっと帰ろうとしたのですが、3人に出会ってしまい挨拶せざるを得なくなって、、それがきっかけです。 本当はそのまま帰って、ちょっと違う感じかなってメールで済まそうと思ってたのに(笑)それが2008年だったかな。

-そのまま帰ってたらと思うと危なかったですね(笑)その「違うな」って感じは、好みやルーツ、活動していたバンドのシーン等の違いだったのでしょうか。

常木
単純に二人が若かったのと、今っぽいパンクのバンドだなあと言うか、色々混ざっちゃってて、何色か分からなかったんですよ。ファッションの感じも絶対合わないなって思ったし(笑)杉山君はすげえストパーかけてて、、しかも前髪だけかけてるって言う。佐藤君もモヤモヤ~っとしたパーマで、なんかイケイケな若い子って感じがしたんだよね(笑)

杉山
いやいや、全然イケて無かったんですが(笑)当時は色々聞いてて。LAメタルを一通り聴いたり、Mötley Crüeやハードロックが凄い好きで。僕らの「The Matter or the Butter」って曲で、途中でハードロックっぽくなる部分があるんですけど、そういうのがツネさんには混ざっちゃってると言うか、NGだったんじゃないかと。

佐藤
もろハードロックみたいな曲もあったよね(笑)僕はハードロックやメタルには全然興味が無かったんだけど。そういう曲がツネギセンサーに見事に引っかかって、、。

杉山
(常木さん加入後は)全部消えましたね(笑)でも「The Matter or the Butter」のハードロック部分以外のメロディや雰囲気をツネさんが気に入ってたので、その後のSaunashの音楽性に繋がっていったんだとは思っています。結局、ハードロック?っぽい間奏はその後もちょいちょい出てきますし(笑)前作の「What You Brought」や、今作では「Monster」や「Ray」なんかで。僕がTHE WiLDHEARTSとか好きなので、たまに自然にやっちゃうんですよね。曲中の意外性も個人的には重要ですし。

-常木さんと出会った頃は、二人はoverleafのような日本のアンダーグラウンド、emoのようなバンドは聞いていたんですか?

杉山
toeぐらいしか知らなかったんです。

佐藤
僕も全然聞いてなかったんですよ。toeは知ってたけどちらっと聞いた程度で。だからツネさんと共通で聞いてたのってeastern youthとJimmy Eat Worldぐらいだったんじゃないかな。

常木
そんな感じで好みが違っていたので、サポートに当たっては、これがイマイチって言われたら絶対に一緒にやれない!と思う好きな音源を貸して反応を見たんです(笑)MARITIMEの「We, the Vehicles」を貸したんですけど、意外に二人とも気に入ってくれたので、これならイケるかなあと。そこからはもう洗脳だと思って、僕が好きなemo/postrockはかなり聞いてもらいましたね(笑)今でも二人が好きそうだなと思うものは、聴いてもらうようにしていて。

杉山
ほんと覚えきれないくらい借りました。中でも一番ハマったのはOWENですかね。

-と言うことは、自主企画のタイトル「calm,calm」は、やはりMARITIMEの「We,the Vehicles」の1曲目タイトルの引用ですか?

常木
そうですね。1曲目のタイトル「calm」を重ねただけなんですけど(笑)ライブのSEでも良くこの曲を使ってましたね。

>(2/3)音源の売り方や自分たちのイメージ、見せ方については思い通りにやりたい部分が大きくて。
PVは「Token」でって、完全に押し切った感じはありました。